CfPを提出する

Created:

2025/03/08

海外イベントに行くだけなら普通に参加すればいいだけなのだが、 英語力周りを加味してもただ行くだけでは実入りが少なそうなので、 登壇枠で行くことにしていた。

登壇するためには採択される必要があるため、CfPを提出することになった。

大前提として

各技術イベント自体はある程度の「コンセプト」と言えるものがあり、 CfPにはそれに則っている必要がある。

PyCon APAC 2025 では発表の管理にPretalxを使用しており、 ガイドラインもこのページ上に掲載されている 。 それなりの分量はあるが、つまるところこういう解釈で良いかなと考えている。

  • Pythonと十分な関連性があること。

  • 聴講者が何かを持ち帰るものであること。

  • 極力宣伝的な内容にななっていないこと。

テーマをどうするか

当然ながらCfPは「採択されること」を目的として提出する以上、 「責任を持って話せること」が最低要件になっている。 [1]

というわけでテーマを考えるわけなのだが、 結局のところ「普段自分が取り組んでいること」を「それを取り組む機会がない人向け」にトークするのが無難?だったりする。 当たり前ではあるのだが、これは国内のイベントであってもさほど変わらない。

ただ、APACのような広い範囲の人が集まるとはいえ、一番多い聴講者は開催国の人であると考えたほうが良い。 もし傾向のようなものが気になるのであれば、直近のイベントアーカイブなどを探すと良いのかもしれない。

「壁打ち相手」としての生成AI

テーマ自体は決めたのであとはCfPを書けば良い。 のだが、ちゃんと提出するならばなるべく採択されたいので、 ある程度以上のクオリティを上げることが望ましい。

今回は、Chat GPTを壁打ち相手として 「〇〇というテーマの発表についての構成や進行を整理したい」 からやりとりをスタートさせてみている。 キャッチボールの中で「自身の意向として違和感がない」「ある程度の価値がある」「発表そのものに無理がない」 という構成を整えていっている。

今回は、ここからさらに前述の構成をもとに、CfPの入力内容の策定までを行った。 具体的には、フォームの構成やフォームの説明文などを与えたうえで、 訴求力を考慮した案を出してもらうことをさせている。 もちろん、こちらもあくまで意思決定の軸をきちんと自分で持ち、 「そうじゃない」「こうしておきたい」は都度伝えることが重要である。

最終的に、確定された内容を英文にした上でCfPとして投稿すれば完了となる。

軽いまとめ

発表における「CfPの位置づけ」や「どういう表現で投稿するか」自体は、 国内外のどこでも基本的には変わらない。 もちろん発表場所による差異はあるのだが、 「自身が持っている知識からある程度以上の価値提供ができる内容」 を適切に言語化できればよいのだろう。

今回のように生成AIを使うこと自体もそこまで否定的ではないのだが、 必ず「意思決定の責任は自分にある」ことは十分に意識しておかなければならない。

注記